Basecamp ResearchのEDENモデルとの統合により、科学者はClaude Scienceを通じて、強力な抗生物質を設計し、ワクチン標的を迅速に優先順位付けできるようになりました。

ロンドンおよびマサチューセッツ州ケンブリッジ, 2026年7月1日 /PRNewswire/ — Basecamp Researchは、同社の抗生物質設計およびワクチン標的予測のEDENモデルが、Anthropicのライフサイエンス研究向けAIワークベンチであるClaude Scienceを含むClaudeを通じて利用可能になったと発表しました。これにより、研究者は対話型インターフェースを通じて、わずか数分で治療薬候補を生成し、優先順位付けできるようになります。

Claudeの推論能力とEDENの生物学的設計能力を組み合わせることで、研究者は標的から、有望な抗生物質またはワクチン候補の絞り込みリスト作成までを直接進められるようになりました。この機能は、Anthropicのコネクター・ディレクトリーを通じて、Claude.ai、Claude Desktop、Claude Mobile、Claude Code、Cowork、Claude Scienceで利用できます。

世界で求められる新たな抗生物質

薬剤耐性感染症は年間500万人近くの死亡に関与していますが、製薬業界は抗生物質開発からおおむね撤退しています。新たな抗生物質は切実に求められており、特に、最終治療選択肢となる薬剤へのアクセスが最も困難な所得水準の低い国々で最も急速に広がっている病原体への対応に必要とされています。

Basecamp Research共同創業者兼CEOのGlen Gowers氏は、次のように述べています。「微生物は数十億年にわたり、抗生物質を生み出し、互いに耐性を進化させてきました。EDENはその歴史から学習しており、今ではClaudeを通じて、世界中の研究者が数年ではなく数分で、有効な新しい抗生物質を設計できます。」

Basecamp ResearchはUniversity of Pennsylvaniaの研究者らと共同で、EDENが設計した抗菌ペプチドの97%が、実験室での試験においてWorld Health Organisation(WHO)の優先病原体に対して活性を示すことを実証しました。Fleming Prize受賞者であり、Presidential Associate ProfessorのCésar de la Fuente氏が、UPennのMachine Biology Groupによる研究を主導しました。

候補の1つであるEDEN-7は、世界中の病院内集団感染に関連する病原体である多剤耐性Acinetobacter baumanniiに感染したマウスで試験され、ゼロショットで生成されたにもかかわらず、最終治療選択肢となる抗生物質と同程度の有効性を示しました。つまり、モデルはその後の最適化や反復的な設計改良を経ずに、EDEN-7を生成したことになります。

「この共同研究は、最先端の生物学的基盤モデルを厳密な実験検証と組み合わせることで、抗生物質の発見を加速できることを示しています。抗菌薬耐性は、人類の存亡に関わる最大の脅威の1つであり、学術界と産業界によるこのような連携は極めて重要です」とde la Fuente氏はコメントしました。

数分でワクチン標的を発見

新興病原体に対するワクチン開発は時間との戦いです。病原体のどの部分を標的にするかは、多くの場合、経験的に判断され、その判断には数か月に及ぶ実験室での作業を要することがあります。こうした遅れによって、しばしば人命が失われます。

EDENのワクチン設計モデルは、防御免疫反応を誘発する可能性が最も高いタンパク質を特定し、同種のゲノム基盤モデルを上回る性能を発揮します。このモデルをClaudeに統合することで、研究者は平易な言葉で問題を説明し、Claudeに病原体の遺伝子配列を対象とする優先順位付けワークフローを実行させることができます。これにより、病原体1つあたり数週間かかる研究を、1回の対話に短縮できます。

広がる連携

Anthropicのライフサイエンス・パートナーシップおよび展開部門責任者を務めるJonah Cool氏は、次のように述べました。「抗生物質をめぐる危機と新たなワクチンの必要性は、現代における最重要の公衆衛生課題の2つです。Claude Scienceを通じてEDENを利用できるようにすることで、研究者は世界で最も危険な部類の病原体に対する治療法を探索し、優先順位付けする新たな方法を得られます。」

世界最大の生物学的データセットを基盤に構築

生物学的AIモデルの多くは、科学者がすでに分類・記録した、十分に研究されている限られた生物を用いて学習されています。一方、EDENは、地球上で最大、最も急速に拡大し、最も情報量の多い生物学的データベースであるBaseDataを用いて学習されています。

このデータベースを構築するため、Basecamp Researchは30か国超の200カ所超で調査を実施し、温泉、深海堆積物、極地の氷、人里離れた高地の台地など、生命のあり方がきわめて特異で、理解が最も進んでいない場所からサンプルを採取してきました。その過程で、科学上の新種となる100万種以上の生物を記録してきました。その成果として、100億を超える新規遺伝子が得られ、その情報量はすべての公開データベースを合わせたものの約10倍に相当します。

Basecamp Researchは、Anthropic、NVIDIA、PacBio、Ultima GenomicsとのパートナーシップであるTrillion Gene Atlasを通じて、今後2年間でBaseDataを100倍に拡大することを目指しています。Trillion Gene Atlasは、AI主導の創薬に向けて1兆遺伝子規模のゲノムデータを生成するための取り組みです。

多様性こそが、幅広いタスクにおけるEDENの性能を支えています。すべてのサンプルは、インフォームド・コンセントおよび利益配分に関する合意に基づいて収集されており、この生物多様性を守る国や地域社会が、そこから生み出される価値を共有できるようになっています。また、各配列は数百件に及ぶ国ごとの許可証のいずれかまで追跡できます。この仕組みにより、収益の一部をデータが元々取得された国や地域社会に還元できるようになり、同分野の他の取り組みがまだ実現できていないデータの来歴に関する基準を確立しています。

Basecamp Researchについて

Basecamp Researchは、「既知の生物学を超えて(Beyond Known Biology™)」の探求を通じて、ヘルスケアおよびライフサイエンス分野の主要課題の解決に取り組んでいます。同社は、30か国超の200を超える組織との提携を通じて収集された世界最大の生物学的データセットBaseDataを用いて、最先端のAIモデルを学習させています。Basecamp Researchは、治療薬パイプラインを開発するとともに、治療薬の発見・開発を加速するため、世界中の企業および学術パートナーと連携しています。

BaseData™、Beyond Known Biology™、EDEN-GLM™およびaiPGI™は、Basecamp Researchの商標および技術です。

ロゴ – https://mma.prnasia.com/media2/3002092/Basecamp_Research_Logo.jpg?p=medium600

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