J-STORIES ー スマートフォン向けゲームアプリ「ポケモンGO」の新たなリアルイベントが2024年11月16日〜17日に、福岡県の舞鶴公園などで開催される。開催期間中は世界中のここでしか出会えない新しいポケモンが登場し、来場者はこの限定のコンテンツを体験できる貴重な機会となる。
ポケモンGOとは、スマートフォンの地図機能を利用して、バーチャル上のポケモンキャラクターの探索を楽しむオンラインゲームである。プレイヤーが実際に外出して、町を歩きながらゲームを楽しめるという斬新さで、世界中で大ヒットし、日本でも社会現象となった。
今回世界で初めて開催される「Pokémon GO ワイルドエリア2024」とは、福岡を舞台に、町中を探検し、ユニークなポケモンを見つけることができる期間限定のリアルイベントである。
イベント主催はポケモンGOを運営するナイアンティック社。同社が設定した公式ルートには、福岡市全域に広がる観光名所が散りばめられており、国内外の参加者がポケモンをみつけるゲームを楽しみながら、自然と福岡の活気あふれる文化や食、観光スポットを楽むことができる仕組みとなっている。
福岡は、とんこつラーメンなどグルメの町として、海外でも強い人気を誇る一方で、これといった著名な観光名所がなく、京都などの世界的に人気な観光地と比較すると海外観光客の訪問数を思うように伸ばせずにいた。今回のイベントに関して、ナイアンティック、株式会社ポケモンとの合同記者会見に出席した福岡市の高島宗一郎市長は、「このイベントが福岡で唯一開催されるということで、非常に期待している。初めて福岡のことを知る人も多いと思う」と期待感を示し、InstagramなどのSNS上でも「11月といえば、涼しくなって散歩にも屋台にも完璧な時期!世界中からお越しいただくみなさんに福岡の街をお楽しみいただければと思います!」と投稿して世界の観光客にアピールしている。
一方で、イベントの主催者で、ポケモンGOの運営会社であるナイアンティックにもイベントを開催する動機がある。2016年に記録的なデビューを果たし、2億3,000万人以上のプレイヤー数を誇ったポケモンGOは、直近の利用率は約62%まで減少しており、現在は約8,800万人のプレイヤー数まで下がっている。プレイヤー数では年ごとに変動をしているが、「ワイルドエリア」のようなイベントで新しい観客を引き込むだけでなく、レアポケモンの収集を楽しみにしている過去のプレイヤーを呼び戻すことが期待されている。
イベントは、まず舞鶴公園で午前8時から昼の12時まで開催され、その後午後5時までは福岡市を探索するという内容となっている。
このイベントは、原則チケット購入者だけが参加できるようになっており、イベント地には限定のポケモンが登場するだけでなく、新しい「GOサファリボール」もデビューし、強力なポケモンを捕まえることが可能となるなど特別な仕掛けが用意されている。
リアルイベントではないが、11月23、24日にはグローバルな「ワイルドエリア」イベントが開催される予定だ。
一方、日本への海外旅行者を楽しませる施策の一つとして、全日本空輸(ANA)がポケモンとコラボし、ポケモンのキャラクターピカチュウやイーブイが登場する新しい機内安全ビデオが制作された。コラボで使用される飛行機は、内装、外装ともにポケモンのデザインが施され、フライト中に特別なグッズが販売される予定となっている。
編集:一色崇典
トップ写真:©2024 Niantic, Inc. ©2024 Pokémon. ©1995-2024 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.
Pokémon and Pokémon character names are trademarks of Nintendo.
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